フリーランスの引っ越し手続きをメモ

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私はフリーランスになってから、2回引っ越しました。
1回目は結婚したタイミング、2回目はもっと広いところに住みたいと妻から言われて。

会社員のころは会社がやってくれていたことも、フリーランスになると自分でやらなきゃいけないこともあります。

フリーランスになって初めて引っ越すときは、必要な手続きなどをネットで調べながら進めたのですが、ちょっと面倒でした。
なので、備忘録もかねて、引っ越し手続きを記事にしようと思います。

フリーランスになって初めて引っ越す方の参考になれば幸いです。

役所での引っ越し手続き

まずは役所での手続きを解説していきます。

結論を先に書きますと、引っ越し元に転出届を出すのと、引っ越し先へ転入届を出すだけでOKでした。

※自治体ごとに異なると思いますので、確認することをオススメします。

国民年金

会社を辞めたあと、自分で払う国民年金。
もちろん引っ越し手続きが必要かと思ってましたが、違いました。

役所の人に聞いたところ、都内から都内への引っ越しの場合、住民票を移すときに自動で切り替わるんですって。

だから、特別な手続きはいりませんでした。

他の自治体はどうなのかわかりませんが、日本年金機構のサイトを見ると、こう書いてありました。

転居により、年金に加入している方の住所が変わった場合、マイナンバーと基礎年金番号が結びついている被保険者であれば、原則、住所変更に関する届出は不要です

年金に加入している方が引越したときの手続き

マイナンバーと基礎年金番号が結びついている被保険者であれば、原則、住所変更に関する届出は不要」との記載がありました。

たしかに、「マイナンバーで管理してるから特別な手続きは不要」と役所で説明された気がします。

マイナンバーと基礎年金番号が結びついていない場合は、役所への届け出が必要なようです。

また、私は国民年金は2年前納しているため、支払いに関しての手続きは特に何もしませんでした。

国民健康保険

会社を辞めたら加入することになる国民健康保険。
これも引っ越しの手続きが必要かと思いきや・・・。

都内から都内への引っ越しでは、国民年金と同様、住民票を移すときに自動で切り替わりました

やったことは、引っ越す前の自治体に保険証を返却しただけ。

ただ、引っ越し先の役所で、国民健康保険の口座振替の手続きを行いました。

納付先が、前の自治体から新しい自治体に変わるので、まあ当然ですよね。

引っ越してからしばらくすると、役所から新しい保険証が送られてきます。

ちなみに、1回目のときは23区から23区外へ引っ越したのですが、国民健康保険料が1万円ほど安くなりました。

住民税

国民年金同様、会社を辞めてから自分で払うことになる住民税。

これも特別な手続きはいりませんでした。

転出・転入届をちゃんと出せば大丈夫です。

税務署での引っ越し手続き

続いて、税務署での手続きを解説しますね。

事前に書式をダウンロードして、実際に税務署に提出しました。

個人事業の開業・廃業等届出又は変更に関する届出書

開業届。

ネットで調べると、「移転前の税務署に移転した日から1か月以内に提出する」という情報がありました。
なので、国税庁のサイトから書式をダウンロードして、記入しました。

>>個人事業の開業届出・廃業届出等手続

そして旧住所の税務署に持って行ったところ・・・。

開業届は開業時に提出したもので大丈夫、新たに出しなおす必要はない」とのことでした。

住所が変わるんだから、開業届も新しい住所のものが必要だと思ったんですけどね。

国税庁のサイトを見ると、「手続対象者」には、「新たに事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき事業の開始等をした方」と記載されていました。

新たにとあるので、すでに開業してる場合はいらない、ということかもしれません。

所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出書

税務署に提出が必要な書類はこっちでした。

国税庁のサイトには「転居等により納税地に異動があった場合」と記載されています。

まさしく、引っ越しのことですね。

国税庁のサイトから書式をダウンロードして記入し、引っ越す前の税務署に提出しました。

>>所得税・消費税の納税地の異動又は変更に関する届出手続

フリーランスの退職金関係の手続き

続いて、フリーランスが退職金の積み立てとして使える制度の引っ越し手続きを解説します。

各金融機関に対して、住所変更の届出をしました。

小規模企業共済

フリーランスの積み立てといえば、小規模企業共済。
私も毎月積み立てています。

小規模企業共済の住所変更は、中小機構に届出事項変更申出書を提出する必要があります。

中小機構のサイトから書式をダウンロードして、必要事項を記入して郵送しましょう。

>>届出事項変更申出書

iDeCo

こちらもフリーランスの老後対策に欠かせない、iDeCo。
小規模企業共済と一緒に、毎月積み立てています。

こちらは、iDeCoを申し込んでる会社によりますね。

私はSBI証券でiDeCoを申し込んでいるので、SBIベネフィット・システムズに書類を請求して提出しました。

つみたてNISA

つみたてNISAは上の2つと違って掛金が控除されませんが、運用益に対して税金が課されないため、フリーランスの老後対策として有用だと思っています。

私は毎月、SBI証券でつみたてNISAを運用しているので、SBI証券に書類を請求して提出しました。

その他に必要な引っ越し手続き

その他、必要な手続きがありますが、これらはフリーランス以外でも必要な手続きですので、リストアップするだけにとどめます。

ネットで完結するものから、書類を郵送するもの、現地まで行く必要があるものなど、様々です。

  • 銀行口座
  • 証券口座
  • クレジットカード
  • 運転免許証
  • 楽天市場、amazon、その他ネット通販の住所変更

私が住所変更の手続きをしたのは、これくらいでしょうか。

フリーランスの引っ越し手続きまとめ

以上、フリーランスが引っ越しのときに必要な手続きをまとめてみました。

結局、私がやったのは以下のとおり。

  • 転出、転入届の提出(国民年金、国民健康保険、住民税)
  • 納税地の変更届の提出
  • 小規模企業共済の住所変更届の提出
  • iDeCoの住所変更届の提出
  • NISA口座を開設してる証券口座の住所変更届の提出

事前に調べていたものの、実際は届出が不要だったり、自動で手続きが済んだりと、意外と楽だったような気がします。

面倒な作業ですが必要ですので、もれなく作業しましょうね。