完全無料のプログラマカレッジを現役Javaエンジニアが徹底取材!

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※プログラマカレッジについての最新の記事はこちらをご覧ください。

IT未経験から正社員に!受講料無料のプログラマカレッジの紹介

フリーランスエンジニアのアベです。

文系出身・IT未経験・職歴なしのフリーター、しかもブラインドタッチすらできないような状態で、プログラミングとは縁もゆかりもないような生活を送っていました。

Javaを2ヶ月学んだあとは、スクールから紹介されたシステム開発会社に正社員として就職。

その後フリーランスエンジニアに転向した私は、10年以上経った今でもJavaを使って仕事をしています。

つまり私には、

  • 未経験からスクールでプログラミングを勉強した経験
  • スクールの就活支援を利用して正社員に就職した経験
  • Javaエンジニアとして10年に渡り仕事をしてきた経験

があるわけです。

そんな私がオススメするプログラミングスクールが、完全無料で受講可能なプログラマカレッジ

サイトに載っている情報を徹底的に調査するのはもちろん、実際に取材もしてきましたので、説得力を持った内容をお届けできると思います。

20代で未経験からエンジニアを目指す方、必見ですよ。

プログラマカレッジのプログラミング研修

2018年4月某日。

午前中で仕事を切り上げ、プログラマカレッジの研修所まで取材に行って話を聞いてきました。

ちなみに取材は、運営会社のインターノウス社の社員さんで、プログラマカレッジで講師もされている方に応じていただきました。

もちろん、エンジニア経験あり。

研修所は半蔵門駅から徒歩5分ほど、九段下駅からは徒歩10分くらい。

内堀通り沿いにあるビルの1階にありました。

半蔵門研修所では現在、2つのコースが展開されていますよ。

※サイトには「個別研修コース」というコースもありますが、現在は提供されていません。

平日5日間コース

まずは平日の昼間に通う「平日5日間コース」。

3ヶ月間のプログラミング研修と、就活支援を受けられるコースです。

2018年現在、プログラマカレッジはすごく人気で毎月満員とのことなので、希望する月に始められない可能性もあります。

なので、受講したい方は早めに申し込んだほうがいいでしょう。

週3夜間コース

もうひとつが、仕事しながらでも自分のペースで続けられる「週3夜間コース」。

以前はなかったコースですが、新しく増えたコースです。それだけ需要があるということですね。

毎月、3〜5人の方が参加しているそうです。

夜間コースも3ヶ月のコースですが、研修時間が平日コースの半分以下なので、卒業まで半年くらいかかる人もいるとのことでした。

20代の中でも特に多い年齢層は?

プログラマカレッジは20代の方を対象としたスクールですが、20代の中でも24〜26歳の方が多いそう。

やっぱり25歳前後は自分の将来について悩む時期ですからね。

私の場合、法律の勉強を諦めて就職しようと思い、プログラミングスクールに通い始めたのが26歳でしたから、すごく気持ちがわかります。

受講生の割合は?

どんな方が受講しているかもお聞きしてきました。

  • 仕事を辞めて受講している人・・・7割
  • 卒業後、フリーターだった人・・・2割
  • 大学を中退して受講している人・・・1割

もともとインフラ系の仕事をしていたけど、プログラミングをやりたいと言って通い始める人もいるそうです。

なぜ完全無料なのか?

プログラマカレッジで驚きなのは何と言っても、受講料が全くかからないのに、プログラミングの研修だけでなく就活支援までしてくれるところ。

なぜ無料でこれほどまでのサービスを提供してくれているかというと、企業から協賛金を募っているからです。
これは、

  • スキルを身につけて正社員として就職したい受講生
  • ある程度のスキルを身につけた若者を正社員として雇いたい企業

双方にとってメリットのある、まさにwin-winな制度ですね。

完全無料と実質無料の違い

私がフリーター時代に通っていたスクールは受講料20万円で、スクールから紹介された会社に就職が決まると全額キャッシュバックされる制度がありました。なので、実質無料でシステム開発会社に正社員で就職できたわけです。

こちらのスクールも協賛企業からお金をいただいて運営していたので、システムとしてはどちらも同じですね。

通う前にお金が必要か、そうでないか。

単純に言えば違いはそれだけなんですが、最初にそのお金を貯めるのがなかなか大変なんですよね。

私の場合は当時フリーターで蓄えがなかったので、スクールに通うことに決めてからは、バイトを掛け持ちして受講料を貯めました。

完全無料ならお金を貯める手間は不要です。

勉強したいと思ったらすぐに取り掛かれます。

自分の限られた大切な時間を使ってわざわざお金を貯めていた私からすれば、これってすごくありがたいことですよ。

完全無料だとモチベーションが低い人もいるのでは?

受講料が完全無料だと、とりあえず受けてみたって感じの、やる気のない人も来るのではないかという懸念がありましたので、講師の方に直接質問してみました。

回答としては、

  • たしかに以前はそういう受講生もいた
  • 現在は定員が満員なので選抜している

とのことでした。

選抜といっても適性検査などの試験をするわけではなく、面談を通して本人のやる気を見ているとおっしゃってました。

それと、仕事はチームで進めるので、コミュニケーション能力に問題はないかも見ているとのことでした。

これはすごく大事なポイントで、プログラマは技術力だけ優れていればいいというものではないんですよね。特にコミュニケーション能力を求める職場は多いです。

ただ、そこまで身構える必要もなくて、普通に受け応えができれば大丈夫だと思いますよ。

カリキュラムの質は?

完全無料の研修ということで、気になるのはカリキュラムの質ではないでしょうか。

プログラミングスクールでJavaを勉強した経験と、仕事でJavaを使ってきた経験を元に、プログラマカレッジのカリキュラムの質はどうなのかを解説していきます。

1ヶ月目:テキストでの理論の勉強 その1

プログラマカレッジの研修は、オリジナルテキストを自習して進めていきます。

1ヶ月目は、JavaからではなくHTMLやCSSから始まります。

HTMLやCSSで簡単なWebサイト制作を経験した次はPHPです。

HTMLからいきなりJavaだと難易度が上がりすぎるということで、Javaよりは単純なPHPを先に学ぶカリキュラムになっているんですね。

PHPを使って簡単な掲示板アプリを作ったあと、ようやくJavaの勉強が始まります。

私が通っていたスクールでは、いきなりJavaから勉強し始めました。

プログラミングの勉強は初めてでしたので、最初はかなり大変だったと記憶してます。

それに対し、プログラマカレッジではHTML・CSS、PHPのあとにJavaを勉強するカリキュラムになってます。

だからといって、Javaを楽に習得できるということではありませんが、プログラミングに対して少しは免疫をつけることが可能になります。

1ヶ月目の最後はオブジェクト指向について勉強しますが、はっきり言って研修を受けただけで全てを理解することは無理です。

研修の段階では、「そういうものなんだ」程度の理解でも大丈夫でしょう。

オブジェクト指向のような難しいテーマについては、テキストでの自習だけでなく講師からの解説もあるので、全く理解できない、という状態にはならないはずです。

1ヶ月目の研修部屋はこんな感じ。

みなさん、黙々と自習に励んでいました。

研修内容で難しいポイントは、講師の方が前にあるホワイトボードで解説してくれますよ。

2ヶ月目:テキストでの理論の勉強 その2

2ヶ月目も引き続きJavaメインのカリキュラム。

まずはJSPとサーブレットを学びます。

JSPというのは、HTMLとJavaが混ざったようなものと思ってもらえば大丈夫。

PHPよりはちょっとだけ難しい。

このJSPとサーブレットという技術を使うことで、JavaでWebアプリを作ることができるんです。

その後、JavaのフレームワークであるStrutsを勉強します。

フレームワークというのは、RubyでいうところのRails。

簡単に言うと、開発を効率化させる型みたいなものですね。

プログラマカレッジで取り上げているStrutsというフレームワークは、もうだいぶ古い技術で今やほとんど使われていません。

では、なぜStrutsなのか。

それは、初心者にも分かりやすいフレームワークだからです。

ひとつ身につけてしまえば、他のフレームワークに応用することも可能。

実際に仕事で使う機会はほとんどないでしょうが、フレームワークというものを勉強する教材としてはうってつけであると言えるでしょう。

ちなみに私が10年以上前にスクールで勉強したフレームワークも、Strutsでしたよ。

2ヶ月目以降の勉強はここでやります。

奥の2テーブルではチームに分かれて開発実習の真っ最中でした。

3ヶ月目:チームを組んで実践型の勉強

そして3ヶ月目になると、いよいよチーム開発の授業が始まります。

進捗状況などを見て受講生を2〜3チームに分け、それぞれのチームでリーダーも選んでチーム開発を経験。

就活でアピールしたい方は、ぜひリーダーの役割を経験したいところですね。

チーム開発では、講師陣が各チームに設計書を渡し、受講生はその設計書で求められている内容を実装します。

つまり、講師陣がエンドユーザー役受講生チームが開発会社役となって研修を進めていくわけですね。

ここでポイントになるのは、開発するものは自分たちで企画するものではない、ということ。

エンジニアは企画もできると勘違いする人もいますが、それが本質的な仕事ではありません。

あくまでも、顧客から求められているものを開発するのが仕事なんですよね。

チーム開発では、ECサイトを開発します。

どんな機能を付けるかは、その時々によって変わりますが、基本は、ログインから商品購入までの一連の流れを開発するようです。

ここで、設計書の読み方やテスト項目の作り方を学ぶことになります。

テスト項目については講師からのレビューもありますよ。

おそらく就職して初めてやるのはテスト関連の仕事だと思うので、ここでテスト項目の作り方をきっちり覚えておきましょう。

また、GitHubというプログラムのバージョン管理についてもチーム開発内で学ぶことができます。

バージョン管理はチーム開発において必須なので、少しでも使い方に慣れておきましょう。

チームでの開発が終わると、他の受講生の前で成果物を発表して研修は終了です。

ちなみに私が通っていたスクールでは、チーム開発の成果物を協賛企業の方の前で発表しましたが、プログラマカレッジではそういう取り組みはしていません。

せっかくなので、受講生の前だけでなく、企業の方の前で発表する機会があったらもっと良かったんですけどね。

講義形式と自習形式、どちらがいいか?

プログラマカレッジの研修は、オリジナルテキストを各自が自習して進めていくスタイル。

以前は講義形式の研修でしたが、半年前くらいから自習形式に変更したとのこと。

私は講義形式も自習形式も両方経験がありますが、講義形式だと受講生のレベルがバラバラなので、授業の質にもバラツキが出てしまうんですよね。

わかる人に合わせると、ついてこれない人が出てくる。

わからない人に合わせると、わかる人にとっては退屈な授業になる。

自習形式にすれば、自分のペースで勉強を進められるんです。

テキストの質は?

自習形式の場合、大事なのはテキストの質ですよね。

プログラマカレッジでは、市販のテキストを使うのではなく、オリジナルのテキストを使って自習を進めていきます。

実は取材のときに実物を見せてもらったんですが、字だけでなく図を使って説明していたりと、理解しやすいように工夫されていました。

テキストで自習していてわからないことがあれば、講師に直接質問することもできます。

ここが独学との大きな違いですよね。

また、授業後には講師が各自の進捗状況を聞いて周ってくれます。

フォロー体制もばっちりです

途中でどれくらいの人が脱落する?

こんな質問もしてきました。

回答としては、30人中、最後までやり遂げるのは23〜27人くらい、10%〜20%くらいの人は卒業することなく脱落してしまうとのことです。

卒業するのは8割〜9割ということですね。まあ、やってみたら思ってたより難しかったということで挫折しちゃうんでしょうね。

私が通っていたスクールでは、キャッシュバックはありましたが卒業して就職することが条件でしたので、途中で諦めたら20万円は返ってきません。

それに対してプログラマカレッジは完全無料なので、プログラミングは自分に向いてないとわかって途中で諦めても、一切お金はかかりません。

ある程度の時間は投資することになりますが、やり始めることに何のリスクもないんです。

これは本当にすごいことですよ。

就職活動の進め方は?

カリキュラムの2ヶ月目になると、キャリアアドバイザーとの面談が始まります。

私が取材に行った日も、スーツ姿の受講生が面談を受けていました。

プログラマカレッジを運営しているインターノウス社は転職支援会社でもあるので、エンジニア転職に関するノウハウは豊富に持ってると期待できます。

キャリアアドバイザーとの面談は全部で3回。

1回目は、履歴書や職務経歴書の書き方についてアドバイスをもらいます。

2回目は面接対策。

そして3回目は、具体的な企業の提案を受けます。

職歴がある人ならいいんですが、過去の私のような職歴なしのフリーターは、履歴書や職務経歴書の書き方がわからないし、面接の経験もバイトぐらいしかありません。

なので、プロのキャリアアドバイザーによる就職支援というのは本当にありがたいサービスなんです。

卒業後どのくらいで就職が決まる?

受講を検討している方にとって、ここが一番気になる点ではないでしょうか。

講師の方によると、卒業した次の月にはほとんどの方が内定をもらっているそうです。

中には、卒業後1週間で就職が決まった人も。

カリキュラムを期間内に全て終えて卒業できれば、就職はほぼ約束されたものだと言い切れるレベルです。

就職先はどんなところか?

プログラマカレッジのサイトには、紹介可能企業として有名な企業も載っていますが、過度な期待はやめましょう。

  • 学歴あり
  • 職歴あり
  • 年齢も若い
  • コミュニケーション能力も高い
  • 研修の成績も優秀

そんな方でなければ面接すら受けさせてもらえないでしょう。

普通のレベルの方が紹介してもらえるのは、下請けの会社がメインになるはずです。

私もスクールから紹介してもらって就職したのは、下請けのシステム開発会社でしたから。

でも、そこで腐る必要はありません。

3〜5年くらい正社員として実績を残せば、より条件のいい会社に転職することだってできますし、フリーランスに転向することも可能です。

現に私は下請け会社を約8年勤めた後、フリーランスに転向してサラリーマン時代の倍の月収を手に入れてますから。

研修を終えれば即戦力として働けるのか?

私の答えは、”No”です。

これは、プログラマカレッジのカリキュラムに問題があると言ってるわけではありません。

そもそも、3ヶ月そこらで即戦力になれるほど甘くはない、ということです。

研修を終えた段階では、新入社員が新人研修を終えたレベルぐらいにすぎません。

覚えることはまだまだたくさんあるのです。

就職してからも勉強を続けて、スキルを磨いていく努力が必要です。

有給インターンもできるけど

サイトには有給インターンについても紹介されてますが、ここ一年くらい希望者は出ていないそうです。

有給インターンとして働くよりも、就職することを優先する方が多いとのことでした。

まあ、当たり前と言えば当たり前な話ですね。

まとめ:未経験から就職したい方にオススメ

以上、プログラマカレッジについて調査した内容と取材した内容をまとめてみました。

以前の私のように、文系出身・IT未経験・職歴なしのフリーターからエンジニアとして正社員への就職を目指す20代の方には、間違いなくオススメできます。

プログラマカレッジでは、無料見学や無料のプログラミング体験も実施しています。

少しでも気になることがあれば、まずは無料で体験してみましょう。

通うか通わないか、決めるのはそれからでも遅くはありませんよ。